DEDICATED.

地球環境にコミットする取り組みを15年以上続けている企業です。サステナブルなファッションブランドの中では比較的長い経歴を持っていると言えると思います。
本国企画はメンズ、レディースでアウターから雑貨まで200品番ほどのフルコレクションをヨーロッパ中心に20か国で展開し、スウェーデンには直営店が２店舗あります。
日本での展開は昨年スタートしましたが、特徴的なのは、日本企画のアイテムが中心になっているために北欧ブランドとしては価格を抑えられている点です。分かりにくいのですが、スウェーデンのDEDICATED.の定めたサステナビリティ―に関するルールに沿って、日本主導でサプライチェーンを構築するという、かなり珍しい取り組みです。
日本のファッション業界と大きく違うのは外部認証を重視している点で、現在日本企画として販売しているアイテム群はすべて生地までの生産過程で厳しい外部認証をクリアしています。同じオーガニックコットンでも、認証があるものの方が信頼性が高いという考え方です。（因みに、製品に外部認証の機関名をラベリングするためにはさらに２つの段階で認証取得が必要で、現段階ではそこまでは至っていないというのが日本企画の現状です。本国企画のアイテムはすべて製品ラベリングが出来ています。）
そして、大規模生産でもなく、小規模生産でもなく、中規模生産であるという点がもうひとつ注目していただきたい点です。日本企画はまだまだこれからという感じですが、中規模生産は生産者利益に繋がりやすいのではないかと考えてきます。

アイテムラインナップは認証オーガニックコットンのカットソーとトートバッグでユニセックスサイズ展開。プレーンなTシャツやスウェットシャツは古着好きの日本の内部デザイナーの趣味を反映し素材感とシルエットに拘っており、お客様からそれらの点について一定の評価をいただいています。
個性的なグラフィックアイテムがコレクションのもう半分となっており、共同設立者のヨハン氏いわく、「巷のサステナブルブランドに欠けているファニーなフレイバー」が加わっています。アイキャッチとなるブランドロゴや、冗談交じりのグラフィックが組み合わさり、サステナブル云々を抜きにしても魅力のあるデザインであることを念頭に置いています。
カットソーは原料となる綿花をインドかトルコから調達、中国で糸にし、編立、染色、縫製。プリントや刺繍は中国or日本で行っています。縫製工場名はウェブサイトから確認可能です。
Tシャツ6,600円（税込）～、スウェット11,000円（税込）～。

まだまだ日本での展開は小規模ですので、色々なお店さんとお取り組みが出来ればと考えています。特に、レディース中心の品揃えのお店では展開がほとんどありませんので、その点は期待しています。
サステナブルブランドとしても、単純にデザインの整ったカットソーブランドとしても展開できると自負しています。また、サステナブルファッションの本場とも言える北欧のやり方から学び取れる点は多くあると思います。ぜひ、ブースへお立ち寄りください。