会社名(屋号) | 株式会社Land-knot |
出展ブランド名 | FORESENT |
読み方(カタカナ) | フォレセント |
Website | https://foresent.official.ec/ |
https://www.instagram.com/foresent2860/ |
FORESENTのブランドコンセプトを教えてください!
FORESENTは自然環境から得られた資源を利用して、また次の森林へと繋げて循環していく社会を目指すアップサイクルブランドです。これからの時代にファッションの楽しさをもちながら、資源が循環して、それぞれが納得しながら快適に暮らせる社会になるような一つの形を日々考えています。
「ファッションから自然資源が循環できる社会を。」
素材も自然環境に配慮していますね。
FORESENTは全国の駆除されている野生鹿の革を主素材として活用しています。現在、全国では鹿・猪などの野生鳥獣による森林被害・農作物被害は深刻な状況となっています。本州の野生鹿だけでも年間約67万頭が駆除されており、そのうち食肉(ジビエ)としての活用が10%~20%程度、鹿革(ジビエレザー)としての利用は1%程度の留まっているといわれています。
近年では、環境省と農林水産省は 「抜本的な鳥獣捕獲強化対策」 による支援などをはじめ、各地域での捕獲活動が積極的に行われている結果、平成26年度以降減少傾向が継続しています。
しかしシカの推定個体数は平成初頭に比べて 依然として高い水準で推移しており、ニホンシカ、イノシシの個体数を10年後(令和5年度) までに半減することを当面の捕獲目標としており、継続的な捕獲活動・個体群管理が必要となっているのが実態です。10年ほど前から全国的にジビエとして資源の活用が増えています。しかし、原皮の活用はジビエと比べるとまだまだ多くありません。捕獲された鹿の皮のほとんどは廃棄されています。
日本人は古来より鹿の原皮を生活の道具として利用していました。海外では鹿革は靴などの高級皮革として認知されています。駆除しなければならないのであれば、肉・皮ともに地域の風土が活きた価値ある資源として提案していきたいと私たちは考えます。
またFORESENTでは、山梨県内・富士吉田市内の古着を回収して得られるリサイクル繊維糸から富士吉田市内の機屋と共同したオリジナルの再生生地「L-cloth」を使用しています。衣類繊維の地産地消といえます。
来場者にメッセージをお願いします!
近年、ジビエの活用が全国で注目され、広がっています。それを追いかけるようにジビエレザー(野生動物革)の活用も徐々に広がってきました。
しかし、SDGsが命題となっている昨今、ファッション業界でもヴィーガンレザーなどが注目されている中、残念ながら日本国内の「山林の保全」や「持続的な林業」の課題でもある獣害とその解決と循環については、まだまだ認知が薄いのが現状です。
愛護の視点ももちろん重要です。しかし、国内の自然に目を向けた時、野生動物と生態系の保全管理も同様に重要な社会的取組りみです。
ぜひ、お手に取って、森林資源の活用を感じていただければ幸いです。
ありがとうございました!